関ジャニ∞の村上信五が9月8日から9日にかけて放送された「FNS27時間テレビ」(フジテレビ系)でお笑いタレントのビートたけしと共にMCを務め、見事な“重鎮ころがし”を見せた。
コテコテの関西弁で軽妙なトークを展開し、他のジャニーズ事務所所属タレントとは一線を画す存在感を醸し出す村上は、「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)や「村上マヨネーズのツッコませて頂きます!」(関西テレビ)といったバラエティ番組でMCとしての腕を磨き、遂に昨年より27時間テレビの進行をビートたけしと共に任されるまでに至った。
今回も分単位でびっしりと埋められた27時間のタイムテーブルをテンポ良く消化し、ゲストの良さを引き出した村上は、ハメを外すたけしを「ジジイ」呼ばわりするひと幕も。大物相手でも手加減なしの姿勢と対応力は、“ポスト中居正広”の筆頭格と言えるだろう。
だが、36歳の村上による71歳のたけしへの“ジジイいじり”が全ての人から受け入れられたワケではなさそうだ。
「お笑い芸人同士では、若手が大先輩をイジるという一種の“お約束”が頻繁に見られますが、MCとして台頭したばかりの村上があろうことかたけしを『ジジイ!』と一蹴した場面には不快感を覚えた視聴者も多かったようです。ネット上には『大御所に突っ込めればOKみたいな雰囲気は違う』『年上を敬わないのは見ていていい気持ちはしない』といった書き込みが続出しており、本当に2人の間にあそこまでの馴れ合いを許すほどの信頼関係があったのかを疑う声もあります」(テレビ誌ライター)
先輩や大御所にはソフトに接する中居とはMCとしてのメソッドが違う村上だが、少々荒々しい進行は彼のお家芸でもあり、今更“やり方を変えろ!”というのは不可能な要望かもしれない。
(木村慎吾)