みなさんは生理のとき、立ちくらみがしたり朝起きるときに意識が遠のく感じがあったりと、貧血を経験したことはありませんか。確かに、女性は貧血になりやすいといわれていますので、そんな女性も多いことでしょう。 鉄医会ナビタスクリニック新宿の院長である濱木珠恵さんの著書「ドラキュラ女子のための貧血ケア手帖」(主婦の友社刊)にも、生理の出血が多いことは、貧血になる原因の一つになると書かれています。
さて、貧血気味かなと思ったら、どのような生活を心がければよいのでしょうか。基本的には生理中だけでなく、日頃から鉄分たっぷりの食事と十分な睡眠を心がけるとよいそうですよ。肉や赤身の魚なら、“幸せホルモン”といわれるセロトニンを作る、アミノ酸のトリプトファンも豊富だとか。
また、女子栄養大学のサイト「女子栄養大学で学べる栄養学に基づくレシピ!」によると、ヘム鉄という吸収率が低いほうの鉄は、良質なたんぱく質やビタミンCを多く含む食品と一緒に摂取すると、体内への吸収率がアップするので、いろいろな食品を組み合わせるとよいのだそうです。
例えば、レバー全般、豚もも肉、カツオ、鮭、イワシなどの肉・魚類の他、野菜ではブロッコリー、ほうれん草、小松菜、じゃがいもなどを。フルーツならビタミンCが豊富ないちご、オレンジ、柿、みかんなどがオススメとのことです。
貧血気味であれば食事には常に気を配りつつ、あまりに症状が進んでいる場合には、必ず病院で診察してもらいましょう。