昨年12月に、タレントの叶姉妹・美香さんを突如として襲った「アナフィラキシーショック」。美香さんは一時的に呼吸困難に陥り、緊急入院したことが報じられました。
その原因は、医師から処方された咳止め薬。特に飲み過ぎたわけでもなく、いつも通り規定量を飲んだだけとのことでした。
このアナフィラキシーショックは短時間で全身にアレルギーが発症する、命を落とすリスクもある危険な症状。血圧低下、意識消失などが起こることも多く、日本でも年間の死亡者が50~60人ほどもいるんだとか。その原因は、美香さんのように薬物で起きるパターンのほか、蜂の毒や食べ物によるものなどがあります。
具体的な症状としては息が苦しくなるほか、皮膚にじんましんや赤みやかゆみなどが起きたり、唇や口腔内の粘膜が腫れたりするなど。意識を失い、倒れることもあるというからあなどれません。
特に「牛乳や卵、小麦、そば、ピーナッツ」などを食べたときに起きるパターンが多いといわれており、乳幼児から大人まで起き得る可能性を秘めています。
予防法としては、あらかじめアレルギー症状を把握し、その食品を避ける、薬物を処方される前にきちんと医師に伝えるなど徹底することが肝心。美香さんに起きたことが自分の身に起きないとも限りません。ぜひ日頃から注意しましょう。