元衆議院議員で現在は実業家の宮崎謙介氏が9月28日、妻の金子恵美氏と共に「今夜解禁! ザ・因縁」(TBS系)に出演し、自身の不貞行為を報じた週刊誌の記者と対峙した。
宮崎氏は2016年に妻の出産入院中に女性タレントを自宅に招き入れ、不貞行為に及んだとのスクープを週刊誌「週刊文春」によって報じられると、議員辞職へと追い込まれただけでなく、一般人となった後も同誌からの執拗な続報があったとして、スタジオに登場した文春記者を「人道的な配慮があるのか?」と糾弾。自身の不貞行為については十分に猛省をしたと前提しながら、記者との対談の焦点をしつこい取材攻勢に置いた。
また、隣に座った妻の金子恵美氏も、文春からのアプローチが家族に多大なストレスをもたらしたことなどを涙ながらに主張し、夫の加勢に回っている。
「不貞を行った張本人とその妻、そしてそれをスッパ抜いた記者が同席するという前代未聞の対決が実現したわけですが、行き過ぎた報道と揶揄されることの多い文春記者と、そもそも不貞行為をしたことで世間から途轍もないバッシングを受けた宮崎という、究極の“どっちもどっち”なバトルとなりました。もちろん取材側にも一定の配慮が必要なのは言うまでもないですが、それを咎めているのが不貞の張本人ということもあり、ネット上からは『宮崎も嫁も記者も世間の感覚からはズレてる』『一般人まで追いかけ回すのはどうかと思うが、どっちもどっち』『そもそも週刊誌に記載されるような事をしなければ良かっただけ』というツッコミが集まっています。視聴者からすれば“どっちの味方もできない”といった心境になりそうですね」(テレビ誌ライター)
タレントや著名人のプライバシーがどこまで尊重されるべきかは今後も議論を重ねる必要があるだろうが、宮崎氏が必死に記者へと訴える姿はお茶の間の心を鷲掴みにするまでには至らなかったようだ。
(木村慎吾)