日本テレビアナウンサーの水卜麻美が9月29日、都内で催された新番組「犬も食わない」(日本テレビ系)の収録後に記者からの取材に対応し、ネット上からの誹謗中傷に言及する一幕があった。
同番組では、世の中にはびこる“犬も食わない”抗争やバトルの一部始終が個性あふれる登場人物によってコント仕立てで展開され、最終的には視聴者アンケートにケンカの勝敗が委ねられるというもの。普段はアナウンサーとしてMCや演者の引き立て役に回ることが多い水卜アナだが、新番組では「もしかしたら私が喋ってる部分が全部カットになってるかも」などと心配するほど、普段は見せない“本音爆発ぶり”が楽しめる内容となっているようだ。
また、プライベートにおける“犬も食わない”ような怒りエピソードを尋ねられると、「一時期、ネットで『ビジネスデブ』とか言われてた。まじ、ふざけんなよ!って怒ってましたよ」と興奮するも、最後には「でも、ふと我にかえったら『別にどうでもいいな』って。ビジネス(のために太っている)か、リアル(で太っている)かの論争なんて」と締め、犬どころか水卜アナ本人ですら食わない程度の論争であることを自虐気味に語った。
「番組の企画などでグルメリポートや試食といった機会が多く、水卜アナは“太っているのではなく、太らされた”といったような指摘はこれまでにもありましたが、彼女の怒りを見るに、どうやら“リアルデブ”だったのでしょう。最近ではインスタグラム上でも『ミト・ミート』なるアカウントを創設し、存分にご馳走を頬張る姿が好評を博しています。今回の水卜アナの怒りについてもネット上からは『個性の無いガリガリアナウンサーよりすごく魅力的!』『この明るさが皆から愛される』『水卜アナは痩せないでほしい』『ガリガリだったらこんなに人気になってない』といった声もあり、“ビジネスデブ”ではないにせよ、太っていることが人気向上に寄与してることは事実のようですね」(テレビ誌ライター)
多くの女性タレントやモデルが“いかに痩せて写るか”を日夜吟味しながらSNSでの投稿を続ける中、ひたすら食べたいものを食べている姿を届ける水卜アナのスタイルは斬新かつ親近感のわく内容となっているが、あまりの人気ぶりに“ビジネスデブ”との中傷コメントも集まってしまうのかもしれない。
(木村慎吾)