9月29日に山口県内の道の駅で逮捕された樋田淳也容疑者。大阪・富田林警察署から脱走し、48日間にも及ぶ逃走劇の末にお縄となったが、その逮捕劇になぜか小学生たちも興奮しているという。子育て中の女性誌ライターが語る。
「樋田容疑者は小学生にも注目の的だったんですよ。警察署を脱走した犯人が逃げ回っているという劇場型犯罪は子供にも理解しやすいですし、200万円の懸賞金も大きな話題に。それに脱走犯というと通常は『家に来たりしないかな?』と怖がる子供も多いのですが、樋田容疑者の場合はテレビでさんざん放送された顔つきが怖くありませんし、163センチと背も小さいので、恐怖感を抱かずに済んだようです。さらに、ふくらはぎに入れた入れ墨がウサギというのも子供心にヒット。まるで『名探偵コナン』などに出てきそうなキャラとして、子供たちのトリックスターになっていました」
子供たちにも話題だった樋田容疑者。その逮捕を受けて小学生の間には、がっかりした雰囲気が漂っているというのだ。女性誌のライターが続ける。
「小学生たちはこの1カ月ほど『樋田容疑者ごっこ』に夢中でした。ドロケイ(泥棒と警察)で遊ぶ時には、泥棒役が『俺は樋田容疑者だ、逃げてやる!』と叫びながら走りまわる光景が学校や公園で見られたもの。48日間も逃走を続けていたことから、『樋田容疑者=逃げ切れる』というイメージも定着していたようです。そんなごっこ遊びも今回の逮捕で終わりを迎えてしまったようですね」
もっとも想像力の豊かな子供たちのこと。今度は樋田容疑者が目くらましに使っていた「只今、自転車にて日本縦断中!」という貼り紙をもじった遊びを考え付くのかもしれない。
(白根麻子)