上映中の主演映画「コーヒーが冷めないうちに」がヒット中の有村架純。昨年10月公開の「ナラタージュ」に続き、スクリーンに強いところを見せつけている。
「本屋大賞を獲った同名小説の実写映画化。10月5日から始まる台湾公開を皮切りに香港、韓国、シンガポールとアジア進出も決定しています。国民的女優の1人である有村ですが、本作をきっかけに国際的人気も集めそうです」(映画誌ライター)
そんな有村がヒロインを務めるドラマが10月9日スタートの「中学聖日記」(TBS系)だ。原作は「東京タラレバ娘」「逃げ恥」など大ヒットドラマの原作を輩出した「an・anマンガ大賞」グランプリに輝いたかわかみじゅんこ氏による同名漫画。切なくも美しい年の差ラブストーリーだが、実写化するにはハードルが高いと見られていた。
「有村演じる中学校の教師・聖が、10歳年下の生徒・晶と恋に落ちる際どい物語。昨今は女性教師が元教え子にわいせつ行為をはたらく事件も現実に起きており、“あるまじき教師”として世間の彼女を見る目も厳しくなるかもしれません」(女性誌記者)
そんなリスクの高い役柄をなぜ、絶好調の有村架純が引き受けたのか?
「有村は朝ドラ『ひよっこ』で大ブレイクする前に、『映画 ビリギャル』で金髪ギャル役に挑戦しています。そして『ひよっこ』が終わった直後には映画『ナラタージュ』で、高校教師役の松本潤と禁断の愛にハマる元教え子を熱演。松本や坂口健太郎との濃密な艶シーンにも挑戦するなど、常に女優として新しい挑戦を繰り返してきた。『中学聖日記』の演出を執るのは『コーヒーが冷めないうちに』の塚原あゆ子監督。2人で再びタッグを組み、“見たことのない有村架純”を見せてほしいものです」(スポーツ紙デスク)
国民的な女優の選んだこの危険な賭け、吉と出るか凶と出るか。
(窪田史朗)