今回ばかりは本気のクレームが多かったようだ。
NON STYLEの井上裕介が9月30日に放送されたバラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演。人気女優である吉岡里帆へのハラスメント行為に批判が殺到している。
この日は「会いたい人SP」と題して、ゲストが会いたい人を紹介するという流れで番組が進行し、吉岡は会いたい人にフルーツポンチ・村上健志を指名。現在彼女はいろいろな芸人の“かっこつけ芸”にハマっているということで、村上はそれら芸人を集めた1日限りのユニット「カッコつけJAPAN」を結成してスタジオに登場。井上もその中の1人として出演した。
そして芸人たちは、ベンチに座って落ち込んでいる吉岡を励ますという企画に1人ずつチャレンジし、井上は3番手で登場。他の芸人は横に座って励ましの言葉をかけていたが、井上だけは吉岡に背後から近づき、「里帆」と言って両肩をつかんだ。この時点で吉岡は「やばい、もういやだ」と独り言をこぼしていたが、次の瞬間、井上は耳元で「愛してるよ」とささやきながら後ろから抱きしめるという暴挙に出て、共演者たちを驚かせたのだ。
演技に徹していた吉岡も耐えきれず「キャー! やめて!」と本気の絶叫を見せ、井上から距離をとる。よほど井上のバックハグが嫌だったのだろう、その後も「怖い怖い怖い怖い」と明らかに動揺していた様子だった。
吉岡は2017年のブレイク女優ランキングで1位にも輝いている人気者。ということもあって、ネット上では「これは正真正銘のハラスメントでしょ」「吉岡普通に嫌がってるじゃん」など不快感を示す声があふれた。中には「井上、絶対に許さない」「吉岡に抱き着いた井上を殺したい」といった物騒な書き込みも。
「井上の暴走行為について吉岡は顔を赤くして本気で嫌がっていましたが、共演した芸人たちも井上をイジることもなく、そのまま井上は出番を終えていました。笑いにも変えられず、吉岡がただドン引きしていた映像を見せられたわけですから、視聴者が不快に思うのも無理はありません」(エンタメ誌ライター)
井上といえば自らへの批判をポジティブにとらえることで有名だが、今回の過激なクレームは結構こたえたのではないか。
(田中康)