朝は時間との戦い。しっかり朝食をと思っていても、「菓子パン」一つで済ませてしまうときってありますよね。でも、栄養の偏りなどから「菓子パンばかり食べている子はキレやすい」と言われることもあります。そこで、菓子パンを朝食にするときの注意点をご紹介しましょう。
■朝食の「菓子パン」習慣はNG?
菓子パンにもさまざまな種類がありますが、とくにチョコチップやチョコレートソース、バターなどがたっぷり入った甘いものには注意しましょう。朝は、血糖値が急上昇しやすくお腹が空きやすいうえに、摂取できる栄養素が糖質や脂質に偏りやすくなります。
もちろん、糖質も脂質もエネルギー源として重要ですが、体をつくるたんぱく質や代謝を高めるビタミン・ミネラルも必要なのです。ですから、菓子パンを2つ食べるのであれば、菓子パンを1つにして、おかずやスープで栄養バランスを整えましょう。ピザや惣菜パンなど、肉や魚、卵、野菜などが同時に摂取できるものにするのもオススメです。
■菓子パンに合わせたいおかず
菓子パンに、野菜がたっぷり入ったスープを合わせれば、ビタミン・ミネラルをプラスすることが可能です。手軽にたんぱく質をプラスするには、牛乳や目玉焼きなどの卵料理がオススメ。サンドイッチにして野菜や卵、チーズを挟むのもいいですね。
とくに子どもにとっては、朝ごはんは重要な栄養源。大人と違い、1度にたくさんエネルギーを取り入れることができないため、毎食の食事やおやつでバランスをとって取り入れていくことが大切です。子どものリクエストや時間の関係で菓子パンに頼ることがあっても、足りない栄養素を補う工夫を忘れずにいたいですね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)