関ジャニ∞が9月22&23両日、初の海外公演となる台湾・台北アリーナを成功させた。およそ2万2000枚のチケットは4分弱で完売。台湾でも関ジャニ人気が高いことを知らしめた。
初の海外公演を、元メインボーカリストの渋谷すばるを欠いた6人体制で迎えたが、この9月22日は、デビュー曲『浪花いろは節』の全国リリース日だった(※地元・関西のデビュー日は04年8月25日)。同時に、渋谷の誕生日でもあっただけに、メンバーは万感迫る思いだったに違いない。
「ジャニーズタレントが海外公演を成功させたということは、一流グループになった証です。嵐は06年に台湾、韓国で初の単独海外公演を行い、以降もアジアツアー、ハワイ公演などを実現している。12年には、Hey!Say!JUMPが香港で。15年には“小さなジャニーさん”こと滝沢秀明の主演舞台『滝沢歌舞伎』がシンガポールで初公演。海外でショーをしたいジャニー喜多川社長の長年の夢がかなった格好です」(芸能記者)
10周年メモリアルで「滝沢歌舞伎 10th Anniversary」と銘打たれた同舞台。英語の口上や、日本の四季や和モダンをふんだんに取り入れ、海外仕様に再構築されたという。
そんな“後輩”たちをしのいでみせたのは元SMAPだ。
「2011年にCDデビュー20周年を迎えたSMAPが、初の中国公演を成功させています。この年には東日本大震災が発生しており、支援してくれた中国に感謝の気持ちを込め、かつ、翌12年が日中国交正常化40周年という節目でもあったため、5人が日中友好の懸け橋となったわけです。9月16日に北京工人体育場で開いたコンサートには、およそ4万人が訪れたと報じられました」(前出・芸能記者)
世界の舞台でも輝くジャニーズタレント。だが、関ジャニから渋谷、JUMPから岡本圭人が抜け(※岡本は2年の米国留学後に戻る予定)、滝沢は年内で芸能界を引退し、SMAPは解散。海外進出したグループは共通して、マイナス要素が目立つ。そんななか、嵐だけは唯一、メンバーの増減なしで来年20周年を迎える。やはり、嵐は最強の5人のようだ。
(北村ともこ)