みなさんは普段、どれくらい意識して運動をしていますか?
青山ハッピー研究所が2017年3月に実施した「運動習慣」をテーマにした調査によると、40代で運動を定期的にしている人は、50代60代には及ばないものの、全体としては30代よりも増えているという結果が。つまり、年代を増すごとに運動機会は増えているというわけです。シニア層は、健康のために運動習慣を持っているようですね。
そして、女性は更年期になると、なぜか運動する人の数が増える傾向があるという結果も。リビングくらしHOW研究所が2017年5月に実施した20~60代女性に対する調査では、35歳~39歳で運動機会が大きく増え、さらに50歳~54歳にも再び山があるそうなのです。結果をみると、40代は働き盛りで子育てもあり、なかなか運動するチャンスが少ないのかもしれませんね。また、同調査では、更年期明けが運動の始めどきなのではないかと考察されています。
とはいえ、専門家によると、更年期にはスポーツをすることが推奨されているようです。大阪教育大学の名誉教授である朝井均さんは、「適切な身体活動は、肩こりや腰痛の改善、抵抗力の増加などに好ましい結果をもたらしてくれる」と述べています。他にも、精神面では心身の爽快感をはじめ、睡眠の充実にもよい影響があるそうですよ。
運動は今すぐにでも始めたいものですが、あまり負荷をかけ過ぎないようにと注意喚起もされています。ですから、更年期は適度に楽しく、無理せずにマイペースでスポーツに励みたいですね。