新垣結衣主演のドラマ「獣になれない私たち」(日本テレビ系)の第3話が10月24日に放送され、平均視聴率は8.1%。第2話からさらに下がった事が明らかになった。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)で大ヒットを飛ばした野木亜紀子脚本・新垣結衣主演。ゴールデンコンビのまさかの視聴率低迷に、驚きの声が上がっている。
「ガッキー演じる深海晶は、誰からも愛されるが、言いたいことも言えずに身も心もすり減らしてしまうヒロイン。彼女を取り巻く人間関係は、優しすぎるダメンズの恋人・京谷(田中圭)、そして別れて4年も経つのに、まだ京谷の家に居候している元カノ・朱里(黒木華)、そして職場では怒鳴り散らすパワハラ社長や晶に頼ってばかりのダメダメスタッフ達に囲まれ、晶は心身共に擦り切れるばかり。そんな晶を見るに見かねてか、視聴者から『けもなれ見てたら、めちゃくちゃイライラしてしまう』といった声が殺到。なんともストレスの溜まる展開に脱落する視聴者も少なくないようです」(テレビ誌記者)
こうした展開が原因なのか、初回の平均視聴率こそ11.5%と二桁をクリアしたものの、第2回8.5%、そして第3回8.1%と回を重ねるごとに視聴率を落としている。
そんな鬱々としたキャラクターの中にあって、唯一本能のまま自由に生きているのが女優・菊地凛子演じるブランドデザイナー橘呉羽。松田龍平演じる根元恒星の元カノだったが、突然別の男性と交際0日で結婚するなどまさに獣そのものだ。
「呉羽は一向に解決しない京谷の元カノ問題を見かねて乱入、『今あんたがやってることは不貞男の二股と同じ!』と京谷を一刀両断するなど、これまでも煮え切らない展開にイライラする視聴者の溜飲を下げてきました。ところが第3話のラストは、タクシーの中で京谷(田中圭)に強引にキスをするというまさかの展開。これには視聴者からも『呉羽さん奔放すぎる』『面白くなってきた』などといった声が上がっていました。菊地は、映画『バベル』など世界的にも評価の高い国際派女優。滅多にテレビドラマに出ることのない彼女の強烈なインパクトが、視聴率回復の起爆剤になるかもしれません」(エンタメ誌ライター)
しかも、連続三冠王に少し陰りの見え始めた日本テレビ。石原さとみ主演「高嶺の花」(日本テレビ系)に続き、ガッキー主演で失敗するわけには、絶対にいかない。巻き返しなるか。
(窪田史朗)