秋になると体がだるく食欲がない子どもが急増!?そのワケとは?

 暑さのピークを越え、徐々に過ごしやすい日が増えているにもかかわらず、どこか体がだるく食欲がない……いわゆる“秋バテ”状態の子どもが増えているといいます。残暑が厳しかった今年は、とくに秋バテになりやすいとか。そこで、大人よりも気温など環境の影響を受けやすく、自律神経が乱れやすい子どもの秋バテ対策法を、西洋医学と東洋医学の両方に精通し、秋バテに詳しい今津嘉宏(いまづよしひろ)さんにうかがいました。

 一般的に大人の秋バテ対策は、入浴で自律神経を整えたり、軽い運動を取り入れたりするのが効果的だといわれているようです。一方で、子どもの場合は意識的な対策は難しいのですが、あえていうなら、衣・食・住(睡眠)の生活習慣を見直すこと、中でも、質のよい「睡眠」をとることが重要なんだそうです。具体的な方法をみていきましょう。

「衣」では、子どもは汗をかきやすいため、季節を問わず、汗を吸収して熱を逃がすことのできる天然素材の木綿の下着を着用するのがオススメ。サイズはきつ過ぎず大き過ぎない、着ていてリラックスできるものがよいそうです。

「食」では、消化吸収のよいものを食べること。秋バテに効くパーフェクトな食材はないため、子どもの便を見て胃腸の調子と相談しながら、栄養バランスを整えることが大切だそうです。

「住(睡眠)」は秋バテ対策として最も重要で、大切なのがその時間よりも質。次の3つを実践すると、良質な睡眠をとりやすくなるそうです。

■規則正しい睡眠リズムをつくる

 寝る時間、起きる時間を決め、24時間のリズムを作りましょう。寝る時間を決め、乱さないようにすることでリズムが定着します。

■寝る10分前に、一杯のホットドリンクを飲む

 寝る前に飲み物で体を温めて体温と脳の温度差をつくると、スムーズに眠りにつけるようになるそう。その際、寝つきが悪くなってしまうので、カフェインは摂取しないこと。白湯や温かいカフェインゼロのブレンド茶がオススメのようです。

 ちなみに、国内のカフェイン研究の第一人者で、医学博士の栗原久(くりばら ひさし)さんは、子どもの就寝前6時間以内のカフェイン摂取は睡眠に悪影響を及ぼすので、保護者がしっかりカフェインをマネジメントすることが大切だと述べています。

■光の刺激と、温度湿度に気を配る

 TVやゲームをすると、脳が興奮し眠りにくくなります。温度、湿度は心地よいと感じる程度の設定にしましょう。

 衣食住を見直し、睡眠の質を高める3つのポイントを取り入れて、今秋の子どもの体調管理をサポートしましょう。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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