「亀と山P」や「テゴマス」など、本来のグループから離れて独自のユニットを組む例がジャニーズでは珍しくない。基本的にはジャニーズに所属しているメンバーで作るものだが、中には外部の大物ミュージシャンと手を組んだこともある。真っ先に思い出されるのはTOKIOの長瀬智也と松岡昌宏だ。
「2人は『ぴんく』を結成、TOKIOであることを隠すために、マスクをかぶってインディーズ・バンド・オーディションを受け、音楽だけで実力勝負しました。その熱意に共感した忌野清志郎さんがオリジナルナンバーを書き下ろし、ギター担当でバンドに参加したことがあります」(エンタメ誌ライター)
TOKIOでは現在、城島がTHE ALFEEの坂崎幸之助と流しデュオ「坂崎茂」を組んでいる。といっても、日本テレビ系列の音楽特番「THE MUSIC DAY」で誕生したため、同番組内の限定。それだけに、超貴重なコンビだ。
そのTHE ALFEEはTOKIOの後輩であるKinKi Kidsとも番組を通じたユニットを組んでいる。
「堂本剛と光一が中心となった音楽レギュラー番組『堂本兄弟』(のちに『新堂本兄弟』共にフジテレビ系)から生まれた“堂本ブラザーズバンド”です。顔ぶれは豪華で、THE ALFEEからは高見沢俊彦が参加。ほかに槇原敬之、西川貴教らがメンバーになっています。CDをリリースするといった活動ではなく、14年の番組終了と同時に解体にいたっています」(前出・エンタメ誌ライター)
番組発といえば、KAT-TUN・亀梨和也は、安全地帯・玉置浩二と奇跡のコラボレーションを実現させている。13年のドラマ「東京バンドワゴン~下町大家族物語」(日本テレビ系)で初共演し、主題歌「サヨナラ☆ありがとう」をCDリリースしたのだ。
これからもジャニーズと大物ミュージシャンとのコラボは続いていくことだろう。
(北村ともこ)