内閣府が制作した「セクハラ防止ポスター」を巡って、加藤浩次に大逆風が吹いているようだ。11月16日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)では同ポスターに対して「セクハラ防止の啓発にはふさわしくない」との声が寄せられていることを特集。各コメンテーターがそれぞれの考えを披露した。
元ラグビー日本代表の大畑大介氏は「人の目に留まらないと意味がない。こういう状況でいろいろ議論があることが大事」と指摘。すると総合司会の加藤浩次は我が意を得たりとばかりに、「こういった形で話題にならなければ、ただ貼っているだけで誰の目にも留まらない」と強調だ。
またコメンテーターの犬山紙子が女性からの視点として「『これくらいでセクハラっておかしいじゃん』という人がいると、それはしんどいかな」との意見を口にすると、ここで加藤は「いま犬山さんが言ったような、『それくらいでセクハラっておかしいじゃん』って、このポスター見てボクはまったく思わないんだけど」ときっぱり。それに対して犬山は「加藤さんのように理解のある方だったら(セクハラでないとは)思わない」と加藤のことを持ち上げていたが、その加藤に対して世の女性たちから大ブーイングが噴出しているというのだ。女性誌のライターが語る。
「一体どの口で言うのかと呆れましたね。なにしろ加藤は“狂犬”と呼ばれるほどに、常識外れの言動でおなじみ。女性に対しても容赦ない態度で接し、2013年の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)ではAKB48の渡辺麻友をジャイアントスイングで振り回したあげく、頭を蹴るという暴挙にでたこともあるほどです。また6月21日放送の『極楽とんぼKAKERUTV』(AbemaTV)では、仮面をつけることを条件に出演した女性評論家に対して『俺を信用させるために仮面を取れ』と執拗に迫り、その女性からハラスメントを受けたと番組内で告発されたこともあります。そんな前歴を山ほど持つ加藤が、このセクハラ防止ポスターに対して持論を口にするなど、おこがましいにもほどがあります」
2006年からレギュラー出演する「スッキリ」は12年目に入っており、もはや朝の顔ともいえる存在になった加藤。しかし総合司会としての顔と、芸人としての顔が違い過ぎれば、二枚舌とのそしりも免れないのではないだろうか。
(白根麻子)