来年1月10日にスタートするドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系)に、芸人のバカリズムがレギュラー出演する。主役で危機管理専門の弁護士役は竹内結子が務め、バカリズムは竹内が勤務する法律事務所の副社長を演じるほか、キャラクターの監修も手がけるという。
「バカリズムは芸人としてのセンスに加え、ドラマの脚本でも才能を発揮。2017年4月期の『架空OL日記』(読売テレビ)では優れたドラマ脚本作家に与えられる向田邦子賞を受賞したほどです。今回の『スキャンダル専門弁護士』でも作品の端々にバカリズム流があふれ出してくるのは確実でしょう。フジテレビの木曜22時枠はここ数年、今年7月期の山崎賢人主演『グッド・ドクター』を除いては平均視聴率10%を達成したドラマがないという鬼門の枠ですが、本作では竹内が6年ぶりに連ドラ主演を務めるという話題性もあり、ヒットが期待されています」(テレビ誌のライター)
鬼才バカリズムが弁護士役の竹内をどう料理するかにも注目が集まる本作。そんな弁護士ドラマが、若手イケメン俳優の坂口健太郎にとって逆風になるとの観測もあるようだ。テレビ誌のライターが続ける。
「坂口は同じ1月期のドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)にて、冤罪弁護に立ち向かう若手弁護士役で主役を務めます。坂口にとっては3クールぶり、2作目となる連ドラ主演ですが、まさか同じタイミングで弁護士ドラマが被ってしまうとは不運と言わざるを得ません。しかも坂口の主演作が内容的に割とシリアス路線なのに対し、竹内×バカリズムのほうはエンタメ性重視と対比がはっきりしているのもネガティブな材料。ひとつ間違えば坂口の主演作が大コケし、竹内×バカリズムが大きな話題になる可能性も十分にありそうです」
今期も「SUITS」(フジテレビ系)と「リーガルV」(テレビ朝日系)が被るなど、弁護士ドラマはすっかり流行となっている。坂口はそのビッグウェーブに乗っていけるのか、ここが役者としての正念場になるのかもしれない。
(白根麻子)