オリコンが11月30日、2018年度の書籍売り上げをまとめた「第11回オリコン年間本ランキング2018」を発表し、「写真集部門」ではトップ10のうち9冊を“坂道グループ”が独占する結果となった。
やはり20代のアイドル強し。6月に発売された人気アイドルグループの乃木坂46のメンバー同士によって撮影されたオフショットが堪能できる「乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01」が、2018年度の年間ランキングでトップに立ち、累計で30.7万部を売り上げている。
続いて欅坂46・長濱ねるの写真集「ここから」が19.1万部で2位に入り、いわゆる“坂道グループ”による圧巻の人気ぶりが浮き彫りとなるも、トップ3を独占するに至らなかったのは、とある“アラフィフ女性”の奮闘があったからだ。
「トップの10冊の内、9冊が坂道グループによる写真集となったのですが、なんと3位に食い込んだのは49歳の女優・石田ゆり子のフォトエッセイ『Lily ──日々のカケラ──』だったんです。4位以下の乃木坂46や欅坂46という20代をメインとしたフレッシュな面々を抑え、石田のフォトエッセイは19.1万部を売り上げました。もちろん上位を“ほぼ独占”した坂道グループの人気も凄まじいですが、“奇跡のアラフィフ”と称される石田による奮闘にはネット上からも『アイドルの中に石田ゆり子さんが入ってる事の方がすごい』『石田ゆり子様が西野七瀬より写真集が売れてるのは凄すぎる』『石田の方がある意味で快挙』『(石田が)ダントツ1位に値する』との絶賛が集まっています」(テレビ誌ライター)
この結果には石田本人も大満足のニンマリ状態かもしれない。仮に乃木坂46や欅坂46のメンバーがアラフィフとなった時、石田のように写真集・フォトエッセイの売り上げで年間3位にランクインすることはできるだろうか?
そこへ到達するには“美しさ”や“人気”を超越した特別なサムシングが求められることになりそうだ。
(木村慎吾)