12月10日に「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)が放送され、阿佐ヶ谷姉妹がエントリー総数606組の頂点に立った。
「決勝戦には昨年、初代女王に輝いたゆりやんレトリィバァやニッチェ、横澤夏子など、バラエティ番組で活躍する女芸人たちが名前を連ねていましたが、ファーストステージで紅しょうがに勝った阿佐ヶ谷姉妹は、最終決戦でも、2位の横澤夏子(114票)に70票の大差をつけて優勝。2代目女王の座に輝きました」(番組関係者)
翌11日には、「ZIP!」や「スッキリ」など日本テレビの生放送に朝から出演。優勝したネタを生披露するのと共に、同じ事務所のムロツヨシを始め、多くの人から祝福メールをもらったことを明かしている。そんな中、惜しくも2位に敗れた横澤夏子は、その悔しさをインスタグラムに綴っている。
「横澤は決勝進出が決まった際、『(優勝したら)賞金1000万円でルミネtheよしもとに託児所を作りたい』と宣言。多くの応援メッセージが寄せられていました。子供連れで劇場を訪れるママのためにも勝ちたかったはず。インスタにも『#子育て奮闘中のリアルお母さんにもネタを見てもらえるように』『#絶対頑張るんだから』と悔しさをバネに、決意を新たにしていました」(スポーツ紙記者)
しかし「女芸人No.1決定戦 THE W」の審査員は、番組ホームページから応募した一般審査員ばかり。その中には女性も多く、“子育て奮闘中のリアルお母さん”のために、優勝賞金で託児所を作ると宣言する横澤に、かなり有利に働くものと思われた。ところが──。
「実は今月5日に配信された『女性自身』のネット記事によると、11月9日に公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットを受け、YouTubeでQueenの『ボヘミアン・ラプソディ』の動画を検索するファンが急増。その際、関連動画で阿佐ヶ谷姉妹の姉・渡辺江里子の歌う葛城ユキの名曲『ボヘミアン』をついつい聴いてしまうという珍現象が起きています。こうした追い風が、一般審査員の背中を押したのかもしれませんね」(放送作家)
もしそれが本当ならば、思わぬ“神風”が阿佐ヶ谷姉妹に味方したというわけか。
(窪田史朗)