12月10日に放送された「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)にて、阿佐ヶ谷姉妹が初優勝を達成。昨年女王のゆりやんレトリィバァはファーストステージで主婦芸人のあぁ~しらきに敗退し、最終決戦にさえ進めないという体たらくだった。そのゆりやんが披露したネタについて、お笑い系のライターが眉をひそめる。
「紹介VTRでゆりやんは、『これ面白いって思ってんですけど、どうですか?』という気持ちでネタ見せに挑んでいると意気込みました。ところが本番で披露したのはお笑いネタというより、質の低いモノマネ。おそらく『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司をマネしているのですが、そもそも誰をマネているのかも判然としないという低レベルだったのです。しかも肝心のネタが『トランプ大統領っていうのは、トランプが好きだからトランプ大統領って言うんですよね?』という、文字にするのも恥ずかしいレベルのダジャレ。この程度で『これ面白いって』思っているならその感性がヤバいと言わざるを得ません」
対戦相手のあぁ~しらきは、スーパーを訪れた主婦がリズムゲームに挑戦するというネタを披露。その面白さはクスっと笑える程度だったが、ゆりやんの出し物を見た後では「まともなネタ」に見えたのは明らかで、女性客401人による審査では290対111の圧勝となった。
このような失態を見せたゆりやんだったが、優勝した阿佐ヶ谷姉妹をはじめ他の女芸人と比較してみると、昨年の優勝を含めてゆりやんが特別扱いされているという疑惑を再認識せずにはいられなかったという。お笑い系ライターが続ける。
「昨年はドラえもんネタの際に押し入れのセットが用意されていたゆりやんですが、今年も彼女にだけ力の入ったセットが用意されていたのです。ミヤネ屋のモノマネでは実際に同番組で使われていそうなパネルが登場し、背景の書き割まで用意されるという豪華さ。それに対して阿佐ヶ谷姉妹は、最初の病院ネタではパイプベッドだけ、そして二回目の誘拐ネタでも背景代わりに木箱が置かれていたにすぎません。当のゆりやんは昨年、『台本を渡したら番組側が勝手に用意した』と反論していましたが、視聴者はそれを逆ギレととらえ、ゆりやんに批判が殺到。そして今年もゆりやんにだけ力の入ったセットが用意されたのですから、特別扱いのうえにネタがつまらなかったことで、彼女に対する風当たりが強まることは確実でしょうね」
ただでさえ、所属事務所の吉本による異様なプッシュが批判されているゆりやん。その“ゴリ押し”もいまや、勢いを失い始めたようだ。
(白根麻子)