元SMAPの草なぎ剛主演の音楽劇「道」が12月8日から東京有楽町の日生劇場で上演され、主人公ザンパノを演じる草なぎのムキムキの肉体に熱い視線が集まっている。
「音楽劇『道』は、名匠フェデリコ・フェリーニ監督が1954年に手掛けた代表作の舞台版。この作品は、粗暴な大道芸人ザンパノが貧困にあえぐ家族のために売られた純粋無垢な女性ジェルソミーナと共に大道芸をしながら旅をする物語。草なぎ演じるザンパノは“鋼鉄の肺の男”と呼ばれ、胸に巻きついた鉄の鎖を胸の筋肉で切る芸をウリにしている怪力男。 草なぎのタンクトップ姿の上半身は鍛えられ、まるで鋼のよう。観客席からはタメ息が漏れていました」(舞台関係者)
観劇したファンからはSNS上に「むきむきマッチョかっこいい」「あまりの別人ぶりに驚いた」「つよぽんのマッチョに包まれたい」といった声が上がっている。
舞台に先立ち行われた公開稽古では、草なぎ自身「ゴリラのように野性的な男性を演じるように心掛けています」とした上で「20分しかもたないんですよ。張り切りマッスルで頑張りマッチョ」と軽口を叩いていたが、演出家のデヴィッド・ルヴォーは「稽古の合間に振り返ると、彼(草なぎ)がもっぱら部屋の隅でウエイトトレーニングに励んでいた」と明かすなど、肉体作りは真剣そのものだったようだ。
「草なぎは役に対して、とにかくストイック。ヒットした主演ドラマ『僕の生きる道』では、元々スマートな体型にも関わらず病状に合わせて9キロ減量。それに続く主演映画『ホテル ビーナス』では一転、筋トレに励み15キロ増量するなど鬼気迫るものがありました」(女性誌記者)
また演技力においても、舞台「蒲田行進曲」を演出した劇作家・演出家の故つかこうへい氏は「天才だよ。僕は一度も演技に注文をつけていない」と激賞。さらにドラマ「東京ラブストーリー」や「カルテット」で知られる脚本家・坂元裕二氏も「もし俳優にオリンピックがあったら、日本代表は草なぎさんです」と彼の演技に太鼓判を押している。
「ジャニーズ事務所を退所して一年以上が経ちますが、地上波への出演はなかなか叶いません。しかし、これは逆にいいチャンス。舞台でさらに演技力を磨き、いずれ世界の檜舞台で活躍する俳優になって欲しいですね」(前出・舞台関係者)
マッチョな草なぎを見ることができるのは12月28日まで。百聞は一見にしかず。
(窪田史朗)