「西郷どん」鈴木亮平&塚地武雅に囁かれる“おっさんずラブ”とは!?

 12月16日放送の「敬天愛人」で最終回を迎えるNHK大河ドラマ「西郷どん」。9日放送の「西南戦争」では、圧倒的な軍備を誇る政府軍の前に、解散を宣言する西郷軍。その西郷隆盛(鈴木亮平)の元に、妻の糸(黒木華)が訪れる“別れのシーン”が登場。ネットでも感動のコメントが数多く寄せられている。

「永遠の別れが迫る中、『私の望みはひとつだけ。旦那さぁが西郷隆盛じゃなかったら、どんなに良かったか』といって涙を流す糸を見た視聴者からは『糸どんのセリフ切ない…』『心に沁みるなぁ。糸どん、艶やかやった』といった声が数多く寄せられ、糸を演じた黒木も『リハーサルの時から涙が出て仕方がありませんでした。これは糸の心からの言葉であり、糸の最後のわがままだったと思うんです』とコメントしていました」(番組関係者)

 しかし「西郷どん」には糸に負けないくらい、強い絆で西郷と結ばれていた者がいる。

「意外かもしれませんが、それはお笑い芸人・塚地武雅演じる西郷家に先代から仕えてきた使用人の熊吉。西郷が明治政府に出仕した際も付き従い、西郷の身の回りの世話を甲斐甲斐しく焼いていました。そんな熊吉の姿に、ネットでも『癒される』『ほっこりする』『熊吉=妖精』といったコメントが躍りました」(テレビ誌ライター)

 何しろ熊吉(塚地)は、「西郷どん」の第1回放送から最終回まで出演。一緒に暮らした時間は、西郷の妻・糸(黒木)よりはるかに長い。

「塚地自身も『使用人という立場ながら、若さぁ(西郷)と東京にも行きましたし、西南戦争も共にさせてもらいました』『熊吉は結婚しませんでしたけど、そのぶん若さぁひと筋』『若さぁが西郷家を出て行く度に毎回泣いてますもん。もしかすると糸さぁに負けないくらい、若さぁを愛してきたかもしれない』『ボーイズラブ、いや、これこそおっさんずラブですよ』と話しています」(女性誌デスク)

 塚地といえば2006年映画「間宮兄弟」に佐々木蔵之介とW主演して、「キネマ旬報」はじめ日本で権威のある三冠映画賞で新人賞を獲得するなど演技力を高く評価されている。

「2007年から4本ほどドラマ『裸の大将』(フジテレビ系)で山下清役を演じていますが、それ以来大きな当たり役に恵まれていません。今回の大河ドラマがきっかけで、役者として再ブレイクするかもしれませんよ」(前出・女性誌デスク)

 最終回では、足に銃弾を受けた西郷の息子・菊次郎を連れて西郷の弟・従道(錦戸亮)の元に投降する感動の名場面も用意されている。「西郷どん」は塚地の今後の役者人生にとって、忘れられないドラマになりそうだ。

(窪田史朗)

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