女優の木村佳乃が3月5日公開の映画「星ガ丘ワンダーランド」の主題歌を歌うことが発表された。木村が歌声を披露するのは15年ぶりだ。
「木村はこれまでにシングル6枚、アルバム3枚を出した実績はあるんですが‥‥」
と、ある音楽プロデューサーは顔を曇らせながらこう続ける。
「“移ろいやすい音程”で有名な木村に、いったい誰がまた歌の仕事をオファーしたのかと驚きあきれるばかりです。本人だってオファーが来た時にびっくりして何度もマネージャーに聞き返したと言っていますが、どうして事務所は木村が歌うことを止めないのか不思議です」
15年前に木村が出したベストアルバムは、音楽業界を震撼させるほど斬新な出来栄えだった。さらに今回は、映画の主題歌という大役だ。
「映画監督からは『とにかく語るように、母性を感じさせる歌い方で』との指示があったと聞いています。木村の語るような歌声とはどんなものか。この15年でどう変わったのか、はたまたまったく変わっていないのか。興味が尽きません」(前出・音楽プロデューサー)
かつての木村の歌声はオリジナリティにあふれ、薬師丸ひろ子が「あまちゃん」(NHK)で演じた鈴鹿ひろ美よりも強烈な破壊力を持っていた。果たして今回はどんな歌を聞かせるのだろうか。