12月13日に最終回を迎えたドラマ「黄昏流星群」(フジテレビ系)。登場人物のほとんどが不貞関係を結び、現実ではありえない行動ばかりしていたことで“ネタドラマ”と呼ばれていたが、最終回では誰もが不貞関係を実らせハッピーエンドとなった。
中でも佐々木蔵之介演じる完治と中山美穂演じる真璃子が結婚生活にピリオドを打ったことで、略奪愛を実らせた黒木瞳演じる目黒栞は、主婦層から大バッシングを受けそうな結末となった。しかし、ネット上では「黒木が泣かせてくれた」「やっぱり黒木って演技も上手いし58歳には見えない美貌に感心」「いちばん獣キャラだった栞なのに憎めないどころか感動してしまった」など、称賛の声が続出しているようだ。
「ドラマ後半で糖尿病を発症した栞は、完治の前から姿を消し、糖尿病の手当てもせずに漁港で働き、倒れて入院。漁港で栞とともに働く緑(美保純)からのおせっかいとも言える手紙により栞の居場所がわかった完治が、栞のもとに駆けつけハッピーエンドとなったのですが、栞というキャラは見方によっては、悲劇のヒロインぶっている“かまってちゃん”のキャラです。母親を亡くしたばかりの自宅で完治と肉体関係を結んだり、糖尿病を放っておけば失明すると医者から宣告されたのに、それを隠して漁港で働いて倒れたり、勝手なことばかりしているのに視聴者を感動させることができたのは、やはり演技力以外の何物でもないでしょう。一方で真璃子(中山)は、娘の元婚約者・春輝(藤井流星)と気持ちを通わせ、これまでにキスしかしていないのに『やっぱり真璃子は気持ち悪い』『娘の元婚約者を好きになる母親の気持ちがわからない』『黒木58歳に負けた中山48歳』『中山が5歳年上の八木亜希子にも10歳年上の黒木にも公開処刑されたドラマだった』といった声があがっているようですから、これを機に奮起したほうがいいかもしれません」(女性誌記者)
今クールでは「駐在刑事」(テレビ東京系)と「黄昏流星群」の2本の連ドラを掛け持ちしていた黒木。12月24日放送「犬神家の一族」(フジテレビ系)では、かつて京マチ子、栗原小巻、三田佳子らが演じてきた犬神松子を演じるというから期待したい。