初回視聴率14.3%に続き、23日に放送された第2話でも13.6%とそこそこ高い数字を記録した亀梨和也主演のドラマ「怪盗 山猫」(日本テレビ系)。好調の要因ともいえるのが、ドラマ終盤に毎回「えっ!」と思ってしまう予想外の展開だろう。
第1話では、亀梨演じる山猫と好意的な絡みを見せていたドランクドラゴンの塚地武雅演じる仲間の一人・細田が殺害され、第2話では山猫事件捜査本部のトップを務める刑事・関本(佐々木蔵之介)が山猫の仲間だったりと、仰天展開の連続。そのため、次回はどんな仕掛けがあるのかと視聴者たちも興味を削がれないでいるようだが、一方であまりに先が読めない展開だけに、こんな予想外の結末はいらないという声まで上がっているのだ。
「亀梨とヒロイン役の広瀬すずのキスシーンだけは見たくないと心配する亀梨ファンが急増中です。広瀬は女子高生ハッカー役で、チーム山猫の一人ではありますが、恋愛ドラマではありませんし、普通に考えたらあり得ない展開です。ただ『完全予測不能、圧倒的大どんでん返しの数々!』とオフィシャルサイトでサプライズを宣伝している同ドラマですから、ファンの声もうまく利用するかもしれませんね」(エンタメ誌記者)
どうやら亀梨ファンの中には、広瀬が連続ドラマ初主演を務めた「学校のカイダン」(日本テレビ系)の最終回で見せた神木隆之介との想定外のキスが脳裏に刻まれているようだ。
しかし、ミステリーファンからは「アイドルのキスなんかどーでもいい。どうせなら、広瀬がとんでもない犯罪者だったというほうが大どんでん返しじゃないか?」という意見もある。どちらに賛同か、好調ドラマだけに一見の価値はあるようだ。
(田中康)