元旦に放送されるバラエティ番組「TOKIO嵐」(日本テレビ系)。9回目となる今回は、新春にふさわしく「ウルトラマンDASH!」と「嵐にしやがれ元旦スペシャル!」の夢の豪華コラボ企画が実現した。女優の米倉涼子の大好物を賭けた「MJ VS 米倉涼子 男と女のスマート対決」や、櫻井翔が剣道を得意とするフリーアナウンサー・有働由美子と剣道強豪校で特訓を行う企画、「嵐にしやがれ」でもお馴染みの釣り船“大野丸”にTOKIOの松岡昌宏が乗船する…など、盛り沢山の内容となっている。中でも注目されるのが、2019年に4年ぶりに巨人の監督に就任する原辰徳監督と対面する「小っちゃな野望」のコーナーだ。この企画では、二宮と原監督がメロンパン作りになど様々なものに挑戦するという。
「実は二宮は、以前から原のことを“尊敬する人物”として挙げています。2月に放送されたバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)では、子供の頃の憧れの人について話題が及び、ここでも原監督の名前を挙げています。番組で『実際お会いさせていただいて、“よろしく”って向こうさんが認識してくれた時、俺はもう使命は終えたと思った』とその時の感激を口にしていました」(番組関係者)
原氏の監督復帰が明らかになったのは10月のこと。選手としての輝かしい実績もさることながら、2期12年でリーグ優勝7度、日本一に3度導いた指導者としての手腕も高く評価されている。そんな原氏の唯一の醜聞が2012年に報じられた、女性問題に端を発し、反社会的勢力に“ゆすられて”億単位の金を払っていたという記事だ。
「紳士球団の監督という立場にあり窮地に立たされましたが、原監督はこのことを潔く認め、ファンに対する謝罪コメントも発表。読売グループもむしろ恐喝の被害者だとして原監督を守り抜き、球界を揺るがすスキャンダルを乗り越えることができました」(スポーツライター)
そんな荒波を乗り越えた原監督が「TOKIO嵐」に出演するとあって、当時取材に当たった記者からこんな声も聞こえてきた。
「当時、原は監督をやめるべきという声が世論の大多数を占めましたが、巨人はかばい続け、結果、原は名監督と呼ばれるまでになりました。今年5月にジャニーズ事務所を解雇された山口達也が起こした事件については同情の余地もありませんが、事務所が再起する道を完全に閉ざしてしまったことについては異論を挟む声もあります」(スポーツ紙デスク)
3度目の復帰を果たした原監督のように、山口達也の再起を願うファンのざわめきが聞こえてきそうだ。
(窪田史朗)