今年の年間オリコンランキングが12月19日に発表され、「アーティストトータルセールス部門」で安室奈美恵が大賞を獲得。今年9月に惜しまれつつ引退した彼女だが、獲得した年間大賞はこれだけではない。なんと10部門中、このアーティスト別セールスを含む7部門で大賞に輝いたのだ。
まずはその大賞ラインナップを見てみよう。
音楽ソフト(シングル、アルバム、音楽DVD・Blu-ray)総売上額の「年間アーティスト別セールス部門」1位は、女性ソロアーティストとして倖田來未以来11年ぶり。「年間アルバムランキング」1位の「Finally」は昨年に続き2年連続の快挙。映像系のランキングではDVDやBlu-rayなどの5部門すべてで大賞に輝いた。
「10部門の中にはアニメが2部門ある。つまり、それ以外の8部門で見ると、年間シングルランキング以外のすべてで1位になったということ。まさに前人未到の快挙としか言えません。総合ミュージックDVD・Blu-rayランキングでは2位の嵐に2倍以上の差をつけるなど、他の追随を許さない。今後これ以上の成績を残すソロアーティストは現れないのではないか」(音楽ライター)
これにネット上では《伝説を作りましたね》《音楽ソフトが売れない時代に素晴らしい記録》といった、絶賛の声があがった。
「この勢いをもってすれば、ひょっとすると本人の活動なしに、来年も何かしらのランキングに入るという異例の事態が起きる可能性もあります」(芸能界関係者)
むしろ伝説の序章にすぎないのかもしれない。