12月25日、大みそかの「NHK紅白歌合戦」に世界的な歌手のサラ・ブライトマンが出演し、X JAPANのYOSHIKIと共演することをNHKが発表した。これを受けてYOSHIKIも自身のツイッターで共演を報告している。だが、そのツイートにX JAPANの危機がにじみ出ているとしてファンを騒然とさせている。
その前にX JAPANの現状を把握しておきたい。X JAPANは2018年夏にYOSHIKIとToshIの決裂が報じられ、解散が囁かれた。YOSHIKIは紅白歌合戦に出場するが、X JAPANとしてではなく、ラルク・アン・シエルのHYDEと「YOSHIKI feat.HYDE」として出場する。
「不仲の理由はバラエティ番組に出演しまくっているToshIを、YOSHIKIがよく思っていないというんです。X JAPANはPATAやHEATHなどメンバーがそれぞれYOSHIKIの会社と契約しているのですが、ToshIだけは契約が切れたままになっていて、X JAPANとして活動するときはコンサートごとに契約を結ぶ形になっている。ご存じのようにYOSHIKIとToshIは洗脳事件をめぐって一度決裂しており、もう一度2人の心が離れてしまえばX JAPANはこのままフェードアウトするのではないかと言われています」(芸能関係者)
改めてツイートに戻ると、共演をYOSHIKIは以下のように記している。
〈平成最後の #紅白、諸事情もあって #XJAPAN としてではないですが、このような世界的なアーティストの方達と共演できることを、心から光栄に思っています。〉
この一文の「諸事情もあって」という部分から、X JAPANの危機が感じ取れるのだという。
「紅白歌合戦の出場者が11月14日に発表されてから、X JAPANではなく、YOSHIKI feat.HYDEとして出場することについてYOSHIKIは何も語ってきませんでした。それがここに来て急に触れ、しかも『諸事情もあって』としたことに不安の声が上がっているんです。諸事情とはずばりToshIとの不仲ではないのかと。沈黙を破ったことでかえってX JAPANの不安定さが浮き彫りになりました」(芸能ライター)
YOSHIKIは紅白歌合戦で「今年はまた度肝を抜くようなことをしたい」と語っている。それがX JAPANとしての出場であってほしいものだ。