昨年大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」にて、故郷・徳島からの中継で初出演を果たしたアーティストの米津玄師。ヒット曲の「Lemon」などを生披露し、その高い歌唱力でファンはもちろん米津を初めて観る視聴者をも魅了した。歌唱後には内村光良ら司会者陣と言葉を交わし、「米津玄師がしゃべっている!」と世間を驚かせていたが、そのシーンに別の意味で関心を持った視聴者が多かったという。
「米津を巡っては以前から『ユースケ・サンタマリアに似ている』と言われていましたが、今回のトークで、声までユースケに似ていることが判明。独特な髪型と痩せぎすな体型に加えて、ファッションの傾向も似ていることから、『若い時のユースケを見ているみたい』との感想も多かったようです。年齢は20歳違いの二人ですが、奇しくも誕生日は2日しか違わず、ともに十代から音楽分野で活躍するなど共通点も少なくありません。173センチのユースケに対して米津は188センチの長身といった違いもありますが、米津が表舞台に出たことにより、今後ますます二人の空似ぶりが話題になる機会が増えそうです」(芸能記者)
そんな“ユースケ似”の米津に対して、音楽ジャンル以外への挑戦を期待する声も出てきているという。
「米津の姿を見た視聴者からは『刑事ドラマの時のユースケに似ている』といった声も。バラエティ番組でのユースケはわりとハイテンション気味ですが、刑事役の時は抑えたトーンでしゃべることが多く、それがいかにも米津っぽいというわけです。それもあって一部では米津の俳優デビューを期待する声も高まっているようです。もとよりライブ以外で人前に出ることを避けている米津ですが、彼自身は映像作家でもありますし、自身の曲を採用したソニー製ヘッドホンのテレビCMではダンスも披露。もしかしたらそのうち『俳優・米津玄師』を自らプロデュースする可能性もありそうですね」(前出・芸能記者)
ちなみに米津のメジャーデビュー曲は「サンタマリア」。おそらくユースケとは何の関係もないネーミングながら、奇縁を感じずにはいられない。
(白根麻子)