1月5日発売の「女性自身」が、タレント・花田優一のパワハラぶりを伝えている。靴職人でもある優一の元には弟子を志願する者が多いものの、優一によるパワハラで長続きしないという。女優・吉岡里帆の実弟も吉岡の紹介で弟子入りしたが、与えられた仕事は顧客からのクレーム対応ばかりで、その報告も優一はろくに取り合わなかったと伝えている。
結局、吉岡の弟は3カ月で優一の元を離れたが、その件について取材を受けた優一は、「あ~、もう辞めているしね」とムッとした表情に。さらに「彼にもいろいろと考えがあったのでしょう」と開き直った態度を見せていたという。そんな優一について、家庭内問題について詳しい女性誌ライターが指摘する。
「世間では、母親で元フジテレビアナの河野景子が『あなたは好きなようにやりなさい』と放任主義で育てたことを理由にあげる人もいるようです。ただ放任主義で育てられた子供がパワハラを起こしやすいという話はあまり聞いたことがありません。彼女の子育て術には議論の余地が残るものの、むしろ優一自身が『鬼のように厳しかった』と述懐する父親・花田光司氏のほうが問題だという指摘があります。パワハラが家庭内に向くとDVになりますが、DVでは父親から息子へと受け継がれるケースが少なくないのです」
日本では父親が絶対的な権力をもち、家族を支配下に置く形の精神的DVが未だに少なくない。優一は17年7月放送の「しゃべくり007 2時間SP」(日本テレビ系)にて、父・光司の厳しさを告白。小学校の卒業式当日に「明日からお前が調子乗ったら引きずり回すから」と伝えられ、「ただいま」の言い方ひとつからして厳しかったという。その厳しさは優一が「これ以上いたら俺死ぬ」と思ったほどで、それが15歳での渡米を決断した理由になったというのである。
「いくら相撲部屋の息子と言えども、中学生の時点でそれほど厳しくされるのは親子関係としては異常でしょう。しかも『俺死ぬ』と言っていたということは、単に言葉が厳しかっただけではない可能性もある。DVで怖いのは、被害者だったはずの子供が大人になった時、同じことをしでかしてしまうことです。ましてや花田家の場合、妻の河野が女将さんとして親方を立てていたはずですから、親方の存在は絶対的でしょう」(前出・女性誌ライター)
今回の弟子への対応の仕方も、そうした家庭環境が影響したのだろうか。
(白根麻子)