自分の魅力を発揮したいけれど、なかなか相手に自分のいいところをわかってもらえない。自分のいいところはたくさんあるのに、相手には全部伝わらない。普段の人付き合いにおいて、そんなことを感じることはありませんか?
スピーチトレーナーの野村絵理奈さんとセルフプロデュース/ファッションコーディネイトトレーナーのYukie鮒井さんの共著「世界基準の美を目指す ビューティ・メソッド55」(ポプラ社刊)によると、人が一瞬で判別できるポイントは、一か所だけなんだとか。それを「フォーカルポイント」と呼ぶのだそうです。このポイントを自分の上半身や顔周りに置くことで、会話中などに自分の印象を相手に強く残すことができると書かれています。
具体的には、シンプルなドレスに大ぶりのアクセサリーを首元に一つだけつける方法があります。すると、相手には「あの大きなアクセサリーをつけていた女性だな」と印象付けられるというわけです。
また、ヴォイスアップコーチの宮川晴代さんの著書「仕事&恋愛でモテる声になる方法 声を変えるとこんなにモテる!」(バレーフィールド刊)によると、あるアメリカの心理学者が「コミュニケーションにおいて人が印象付けるもの」を調査した結果、言葉は7%、声のトーンや話し方は38%、表情は55%だったそうです。表情や声のトーン、話し方が93%も占めており、言葉はたったの7%。つまり、相手に自分を印象付けるためには、何を話すかというよりも、表情と声のトーン、話し方に注意することが大切なんですね。
これらのテクニックや調査結果をよく踏まえて、効率的に相手に自分の魅力をアピールしたいものです。「印象が薄い…」とお悩みなら、ぜひすぐにでも実践してみてくださいね。