1月19~21日に行われた沢田研二の日本武道館3DAYS公演を巡り、「関係者を総動員した」との疑惑が取りざたされている。初日の公演は無事に満席となっていたが、20日付の女性自身では「席を埋めた割合はファン6割、関係者が4割ほどだったそうです」と報じており、いわゆる“動員”が掛けられていたようだ。その動員について音楽ライターが指摘する。
「音楽業界では会場の大小に関わらず、満員にするための“動員”は日常的に行われています。業界関係者や報道陣を無制限に招待したり、出演者の友人・知人を無料招待するのは当たり前。芸能事務所であれば所属タレントをフル動員できますし、芸能スクールを抱えている大手事務所ならスクール生を強制動員できるので、日本武道館のスタンド2階席が若者で埋め尽くされたなんて例もあります。某アイドルグループの武道館公演では招待状を持っていない地下アイドルでさえ、芸名を名乗るだけで入れたという逸話があるほどです」
それゆえ沢田の武道館公演も、動員を掛けて席を埋めたにすぎず、満員というのはフェイクだとの指摘も続出している。しかし前出の音楽ライターによれば、武道館満員という実績には驚きを禁じ得ないというのだ。
「報道通りに4割が動員だったとしたら、3000人もの関係者が訪れた計算になりますが、これはとてつもない人数です。普通なら500人も動員すれば『すごい人数を集めましたね!』と感心されるのに、3000人にもなればどうやって集めたのか想像もつきませんね。かつては業界大手のナベプロ(渡辺プロダクション)に所属していたとはいえ、仮に天下のナベプロがグループの総力を結集したとしても、3000人を動員することは容易ではないでしょう。それゆえ音楽業界関係者からは『ジュリー、凄すぎる!』という驚きで受け止められているのです」(前出・音楽ライター)
どうやら3000人もの関係者を動員した沢田の武道館公演は、別の意味で“伝説”となりそうだ。
(白根麻子)