ピン芸人の日本一を決める「R-1ぐらんぷり2019」にて、出来レース疑惑が持ち上がっている。1月23、24日に渋谷ヨシモト∞ホールで東京地区の予選が開催され、全50名が準々決勝に進出。大坂地区の予選も終了した29日には追加合格者も発表されたが、その結果にピン芸人のキートンが噛みついたのである。
そのキートンは30日未明に「自分で言うのもなんですが、あれだけウケて落とされたら誰でも怒ります」とツイート。同時に発表した手記には「意図的に落とされたと思っている」「こんな事をやっているから、R-1はM-1より下にみられる」などと恨み言を連ね、「R-1詐欺だよね」「出来レースまがいのやり方」と運営側を痛烈に批判していた。
この告発に対しては「売名」「面白いならなぜ売れない?」といった批判がある一方で、「現場では腹がよじれるほど笑った」「勇気あるツイート」などとキートンに味方するファンも多いようだ。そんな騒動のなか、なぜかにゃんこスターのスーパー3助に対する批判が巻き起こっているというのである。お笑い系のライターが解説する。
「今回の3回戦では昨年12月のM-1グランプリで優勝した霜降り明星の粗品とせいや、R-1優勝歴を持つ三浦マイルド、やはりM-1王者の銀シャリ鰻といったおなじみの面々が選ばれました。そのなかにスーパー3助の名前も入っていたのですが、その結果に『スーパー3助が面白いわけないだろう!』『有名なら合格できるシステムなのか!?』といった非難がわき上がっているのです」
さんざんな言われようだが、他の芸人にはそういった批判が少ないのに対し、なぜスーパー3助にばかりその手の批判が寄せられるのだろうか。
「にゃんこスターには“リズム縄跳び”以外にまともなネタがなく、彼自身もアンゴラ村長とコンビを組むまでは泣かず飛ばすのピン芸人だったため、そもそもお笑いのセンスがないのではと疑われています。しかもスーパー3助はかつてインスタグラムにネタ動画を投稿していたのですが、これがビックリするほどつまらなく、『アンゴラ村長あってのにゃんこスター』という説を強めるだけの結果に。それゆえスーパー3助の勝ち抜けが出来レースだと疑われるのも、ある意味でしょうがないかもしれません」(前出・お笑い系ライター)
彼の名誉のために付け加えると、結果が発表される前からネット上では、3回戦で面白かった芸人としてスーパー3助の名前を挙げるファンは多かった。ここはぜひ決勝進出を果たし、世間の評判を覆していただきたいものだ。
(白根麻子)