テレビ朝日開局60周年記念の5夜連続ドラマスペシャルとして2019年に放送予定の「白い巨塔」に、女優の沢尻エリカが主人公の不貞相手役で出演することが分かった。
大学病院を舞台に食道噴門癌手術の権威である財前五郎を中心に、その上司や同僚、患者らを巻き込んだドロドロの人間模様や派閥争い、成り上がりの姿を描いた社会派小説「白い巨塔」は、過去に何度も映像作品化されており、その度に豪華なベテラン役者陣による重厚かつシリアスな演技と表情が視聴者の心を打ってきた。
これまで同ドラマの公式サイトでは、主人公の財前役に俳優の岡田准一、財前の同期である里見脩二役には松山ケンイチ、そして財前の直属の上司である東貞蔵役に寺尾聰がそれぞれキャスティングされていることが発表されていたが、2月13日には財前の不貞相手でホステスの花森ケイ子役を沢尻エリカが演じていることも発表。
続々と明らかになる豪華キャストの面々だが、ネット上では人気コンテンツのリブートに対する期待と不安の声が飛び交っている。
「やはり2003年に唐沢寿明や江口洋介、西田敏行、黒木瞳らによってドラマ化されたフジテレビ版の『白い巨塔』に感銘を受けたという声が多く、『今回もめっちゃ楽しみにしてます!』『過去2作品は高いハードルですが、白い巨塔大好きなので楽しみにしてます』『今回も観ます。期待を裏切らないでほしいです』との期待がある一方、『あの名作をたった5話で…ハードル高いぞ』『岡田准一ではちょっと背が低いのと体がごつすぎる』『悪いが岡田には荷が重い。こういうものにジャニーズを使うのが間違い』『岡田くんプレッシャーすごいな』といった懸念の反応もあります。嵐の二宮和也や生田斗真らと共に、ジャニーズでも屈指の演技派として知られる岡田ですが、やはりこの大舞台にはそぐわないと考える人が多いのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
また、過去に人妻だった女優の宮崎あおい(2017年に岡田と結婚)との不貞経験があることから、「素の本人を演じれば務まると思う」などの皮肉コメントも散見されており、期待と不安だけでなく、意地の悪いリアクションまで飛び出す始末だ。
山崎豊子作品の中でも最高傑作の呼び声も高い最強のコンテンツではあるが、果たして岡田はその芝居力でアンチを黙らせ、“リアルな不貞シーン”を演じ切ることができるだろうか?
(木村慎吾)