稲垣吾郎の主演映画「半世界」が2月15日に公開される。役者として2019年も好調の稲垣は、生誕90年を迎えた漫画家・手塚治虫が遺した問題作「ばるぼら」、映画作家・大林宣彦氏の新作「海辺の映画館 -キネマの玉手箱」への出演がすでに決定している。
稲垣は、ジャニーズ事務所に入所した14歳から、歌にダンスに芝居にと疾走してきた。常に仕事のオファーが絶えなかったが、まだSMAPだったころの27歳から28歳にかけて、およそ5カ月間休業している。道路交通法違反・公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕され、芸能活動の自粛を余儀なくされたからだ。
「めったにない長期休業を利用して、稲垣は東京・板橋区にある実家に帰っていました。中学2年生で芸能活動を始めてからもしばらく実家住まいでしたが、あの当時は家族と過ごす時間が少なかったため、謹慎期間が久々の親子水入らずとなったようです。活動再開が決定して実家を出るとき、お父さんがボソッと『吾郎も明日からいなくなるのか。寂しくなるな』とつぶやいたそう。稲垣はこの言葉が、今も忘れられないといいます」(女性誌記者)
父は、クールでシャイ、無口でマイペース。元来口数の少ない稲垣は、父にそっくりであることを大人になってから思ったという。
「そんな稲垣パパは、小池百合子・東京都知事が通っていた池袋のカラオケ店に、よく現れたそう。カントリーウエスタン調の店で2人は、フォークソングを一緒に歌ったこともあるといいます」(前出・女性誌記者)
元SMAPの5人で、親族の話をよくしたのは中居正広だけ。中居の場合、父の故・正志さんは息子にサプライズで2度もバラエティ番組に出演。根っから明るいひょうきんなキャラクターは、多くの有名芸能人からも愛されていた。
キャラ立ちしていた中居パパとは異なるが、小池都知事とデュエットしていた稲垣パパもなかなかのもの。いつか、池袋で鍛えた美声を披露してほしいものだ。
(北村ともこ)