積極的予防医学ともいわれるアンチエイジング(抗老化医学)といえば、おもに西洋医学をもとにしたさまざまな方法が有名です。また、中医学は不老長寿が究極の目的とされていて、その言葉通り、まさにアンチエイジングそのものともいえます。中国の宮廷で発展したといわれる薬膳も、中医学をもとにしたアンチエイジングの一つです。
薬膳料理家である阪口珠未さんの著書「西太后のアンチエイジングレシピ」(主婦の友社刊)によると、老化予防のための食材は、ネバネバしたもの、黒や赤色のもの、ナッツ類、ゼラチン質が豊富な肉類、牡蠣などの魚介類がいいのだとか。中でも、西太后の“美の五大食材”といわれる「山芋」「くるみ」「黒ごま」「鶏手羽」「大根」はとくにオススメだそう。
このうち、毎日少しずつ取り入れやすいのが、おやつ向きのくるみや食事に何でもふりかけられる黒ごま。くるみは、はちみつをかけるなどのアレンジ法も豊富なので、飽きずに楽しめそうです。
アンチエイジング食材とはいえ、食べ過ぎには気を付けたいもの。老化を早めてしまうこともあるので、腹八分目を目指しましょう。