ジャニーズ事務所が「Vチューバー」ことバーチャルユーチューバーの分野に進出すると話題になっている。プロデュース側に回ったジャニーズアイランドの滝沢秀明社長の意向により、2人のバーチャルアイドルがデビュー。キャラクターボイス(CV)はジャニーズJr.のメンバー2人が担当するとのことだ。
いまや6000体以上が稼働する激戦区のVチューバーに参戦するにあたり、ファンからは「デビューできていないJr.たちを優先してほしい」「アナログな会社でまともに運営できるの?」といった批判や疑問が渦巻いている。その一方で、ファンの一部には今回の決定を歓迎する声があるというのだ。2次元事情に詳しいライターが耳打ちする。
「ジャニーズファン界隈の一部では、ジャニーズタレントの登場する『同人誌』が根強い人気を誇っています。なかでも18歳以上オンリーの同人誌では、メンバー同士による禁断の行為が描かれ、関係者に閲覧させることを禁止している作品もあるほど。そんな同人誌の作家たちから、今回のVチューバーに熱い視線が送られているというのです」
たしかにVチューバーキャラであれば実存するタレントよりも二次創作が容易で、同人誌ネタには絶好だろう。しかもVチューバーならではのメリットもあるという。
「元来、2次元と3次元は相性が悪いもの。それゆえジャニーズ同人誌の作家は自らもジャニーズのファンでありながら、その嗜好をなかなかジャニ友に対してカミングアウトできなかったのです。それがVチューバーならば元々が2次元キャラなので二次創作しても不自然でありませんし、むしろ『絵、上手いねえ!』と感心してもらえるというメリットも。それゆえ同人誌好きのジャニーズファンにとって、今回のVチューバーは救世主として待ち望まれているようですね」(前出・2次元系ライター)
ジャニーズによるVチューバー参入、意外に上手くいくのかもしれない。
(白根麻子)