寒さが厳しい冬、毎晩“入浴”していますか? ゆっくりとお風呂に入る時間がなく、冬でもシャワーで済ませる人も多いですが、1日の疲労を回復し、翌日の活力を高めるためには、お湯をはって湯船に浸かる習慣が重要なんだそうです。
バスクリンの石川泰弘さんによると、入浴の効果は、十分な疲労回復に繋がる「血行促進」「リラックス」「睡眠の質をよくする」の3つ。人間の体は体温が下がっていくと眠くなるため、入浴直後は目が覚めてしまう感覚があります。しかし、お風呂でしっかりと体を温めることで、その後の体温の下がりがスムーズになり、深い睡眠に入ることができるのだとか。また、入浴で体温が上がると体液循環の巡りがよくなり、免疫機能が高まるそうです。
ところで、どのくらいの時間を割いて入浴する必要があるのでしょうか。石川さんいわく、オススメの入浴時間は10~20分。血液が全身を巡るのに約1分かかるため、10分程度入浴すると、しっかりと温めることができるそうですよ。
シャワーだけで済ませることで、お風呂の時間を5分程度に抑えているという人も、10分間ならプラス5分。たった5分の延長ですが、スムーズに疲労を回復させることができれば、翌日の仕事や家事の効率が高まり、さらに自由な時間を確保しやすくなります。
明日の活力を高めるには、今日の疲れをしっかり取ることが大切。疲れが抜けず、ボディケアなどに数時間を費やすよりも、日々の10分を確実に続けた方が、体の負担や費用を抑えることができそうです。そのためにも、今日から10分間の入浴を習慣化してみてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)