お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが2月20日、自身のインスタグラムアカウントを更新。“アンダーウェアで口を隠してみた”という風変わりな写真を掲載し、少しずつその人気を取り戻し始めている。
「頂いたマスクつけてんねんけど、めちくちゃ見られる。久保田とかやなくて、もうやばいやつみたいなみられ方」と書き出し、薄いピンク色で口や鼻、頬のラインにピタリと密着するタイプのマスク姿をお披露目。トレードマークの黒縁メガネはかけておらず、独特な丸みの立体形状マスクに縫合のラインも中央に際立っていることから、「女性もの?これ。これなに?」とも綴り、女性ものアンダーウェアを顔に被せたような不審者さながらの風貌に困惑している。
「昨年末にタレントの上沼恵美子に対する暴言動画が騒動となってから約2カ月が経ち、徐々に久保田へのバッシングも鎮火し始めたのか、インスタグラムのコメント欄ではあの炎上騒動への怒りの声はほぼ無くなっており、アンダーウェア風のマスク姿についても『面白いっ笑』『笑い堪えるの大変でした』『可愛い』『めっちゃウケた』と好評。また、『炙りサーモンカラーですね』『いいぞ!炎上マン!』というイジりコメントもありました。たった2カ月ですでにあの騒動がユーモラスにイジられるというのは順調な“回復ぶり”と言えるんじゃないでしょうか」(テレビ誌ライター)
どちらかといえば、より深刻なのは久保田ではなく、泥酔した彼にスマートフォンのカメラを向けてライブ配信したスーパーマラドーナの武智かもしれない。
「久保田はそもそも騒動前からすでに漫才のネタや知名度に関して一定の評価が下されていたので、この2カ月はとにかく炎上の火が鎮まるのを冷静に待っていたという状況ですが、武智についてはまさにあのM-1での活躍で名前を売ろうというタイミングだった為、全国区での“デビュー”を完全に誤ってしまいました。また、騒動後にテレビやネタ番組に出演し、謝罪の言葉や反省の姿勢を世間にアピールできる久保田とは異なり、スーパーマラドーナは田中一彦によるピンでの活動が報じられるのみ。武智はいつまで経っても弁解の機会すら与えられないという状況ですね」(テレビ誌ライター)
吉本興業にとっても、まずは人気と実績が確実に見込める久保田への救済を優先するのも合理的な流れといえる。酒場での軽いノリが大きな騒動となった2人だが、現在の境遇は明暗がくっきりと分かれてしまったようだ。
(木村慎吾)