2月28日に第7話が放送された女優・杉咲花が主演するドラマ「ハケン占い師アタル」(テレビ朝日系)。今回、アタルが占ったのは、“出世欲の塊”でもある及川光博演じる制作Dチームの部長・代々木匠。
「出向先の『シンシアイベンツ』から親会社に戻る道を突然絶たれた佐々木は、Dチームの専任部長に任命され、周囲を逆恨み。Dチームの仕事の邪魔をしようと犯罪一歩手前の行動に及び、業を煮やしたアタル(杉咲)が代々木を占いで一刀両断。涙を流し、悔い改める代々木の姿を観て『泣きの演技が上手い及川光博最高に推せる』『この世に才能のない人間なんて一人もいないんだよ。どんなに辛くても、諦めずに努力し続けることを才能っていうんだから、のセリフが心に響いた』といった感動コメントが寄せられました」(テレビ誌記者)
ミッチーの愛称で親しまれてきた及川は1996年、26歳の時シングル「モラリティー」で歌手デビュー。独自の音楽センスと“王子キャラ”で知名度を上げ、連続ドラマ「WITH LOVE」「白い巨塔」(共にフジテレビ系)など、数多くのドラマにも出演。2009年から人気シリーズ「相棒」(テレビ朝日系)で2代目相棒を演じ、人気を不動のものにしている。
「イケメン王子キャラのミッチーが、今回はなんと“クソ部長役”。始まった当初はツイッターでも『代々木部長やな奴だなぁ』『代々木部長はこじらせすぎです』などと言われ、ファンの間では『なんでこんな役、引き受けたの』という声も聞かれました。ところが今回、部下のために熱く思いを語り美しい涙を流すシーンに、一気に好感度もアップしたのでは」(エンタメ誌ライター)
今回の出演には、及川サイドに“ある狙い”があったと見る向きもある。
「人気脚本家・遊川和彦作品ということもありますが、及川も今年で50歳。昨年、女優・檀れいと離婚も経験しイメージダウンが囁かれていました。いつまでも王子キャラのままでは、今後は厳しいと本人も考えていたはずです。クソ部長役で始めは散々でしたが、今回の放送でいきなりイメージもV字回復。本人はこれを狙っていたのかもしれません」(夕刊紙記者)
現在、話題の映画「七つの会議」にも出演中。さらに夏には出演する映画「引っ越し大名!」も公開される。“脱王子”なるか、今後の活躍にぜひ期待したい。
(窪田史朗)