ムロツヨシが小栗旬のライバル役を務めるスペシャルドラマ「二つの祖国」(テレビ東京系)にて3月12日、追加キャストとしてビートたけしと笑福亭鶴瓶の名前が発表された。3月23、24日に放送される同ドラマは山崎豊子氏の同名小説を映像化したもので、日系アメリカ人2世たちの姿を描いた青春群像劇。ムロはアメリカで成功するため、日本人としての自分を捨て去ろうとするチャーリー田宮役を演じる。
「原作小説は84年、松本幸四郎主演のNHK大河ドラマ『山河燃ゆ』として映像化されており、その際にはチャーリー田宮役を沢田研二が務めていました。そして今回、ムロは沢田と同じ役を演じるのに加え、役の重要性が大河ドラマよりも高まっており、もはやダブル主演に近いポジションを与えられています。これもムロの高い演技力が評価されての配役でしょう」(芸能ライター)
本作では普段のコミカルな面を封印し、シリアスな演技に徹すると見られるムロ。俳優としての評価はますます高まるばかりだが、その一方で芸能マスコミの間ではムロに対して芳しくない評価が広がっているという。
そのムロは、性的暴行事件で起訴された新井浩文被告を擁護するようなメッセージを発信し、世間から猛バッシングを受けたばかり。そんな“KY”(空気を読まない)ぶりは、今に始まったことではないというのである。
「ムロは映画の舞台挨拶に出演することも多いのですが、その際に監督や共演者と一緒にハシャぎすぎ、場を台無しにすることが少なくありません。どうやら本人はウケていると思っているようで、主演俳優のコメント中に横やりを入れるなど、まさに“KY”な振る舞いを見せています。そういった茶々が面白ければいいのですが、はた目にはスベリまくっており、ムロは映画業界で“KY王”として冷笑されている有様なのです」(前出・芸能ライター)
しかし当の本人は「そのへんの芸人より面白いでしょ?」といった雰囲気を出しているという。今回の「二つの祖国」ではその悪癖を封印できるのだろうか。
(浦山信一)