まだまだ寒さによる不調対策に油断ならない季節ですが、ついつい子どもを優先してしまい、自身の体をしっかり温められていないママは多いようです。
パナソニックが2018年10月、0~8歳までの子どもを持つ25~40歳の男女426名を対象に、子育て世帯における冬場の生活実態調査をオールアバウトの協力のもと実施しました。その結果、入浴後も家事・育児に追われる親は9割以上もいたそうです。ほぼすべての親が入浴後、就寝までの間に平均で約5つの家事や育児に従事していることが判明しました。
また、親の8割以上が、入浴後から就寝まで2時間以上時間が経過していることも分かりました。寝るときには「湯冷め」状態に陥っている母親は6割にのぼるのだとか。育児ママは体を温める暇がないようですね。
体の冷えは睡眠不足も招くようです。同調査では、「体が冷え切っている」人の約7割が「寝つきまでに時間がかかる」と回答。約9割が睡眠中「目が覚めることがある」と回答し、睡眠にも影響を及ぼすことが明らかになったそうです。
医師で睡眠専門家の坪田聡氏によると、湯冷めを防ぐにはリビングを暖かくして過ごすことが重要なんだとか。お風呂上りは暖房を利用し、室温を20度くらいに保つとよいそうです。また、快眠のポイントは寝室での室温コントロール。冬に気持ちよく眠れる室温は16~20度のため、就寝時刻の30分ほど前に寝室の暖房をつけておくのがオススメだといいます。床や壁も暖めておくために、急速に足元から暖めることができるエアコンが効果的だそうですよ。
寒い季節は子どもを風邪などの不調から守らねばと、自身の体調管理をおろそかにしがちです。室温の調整を徹底して、家族全員で健康的にこの時期を乗り切りたいですね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)