草なぎ剛が出演している映画「まく子」の公開記念舞台挨拶が3月16日、東京・テアトル新宿で行われ、草なぎの天然ぶりが炸裂。驚きのエピソードに、多くの歓声が寄せられた。
「この映画は、直木賞作家・西加奈子氏が書き下ろした児童小説が原作。主人公のサトシ(山崎光)は、ひなびた温泉街にある旅館の小学5年生になる男の子。草なぎ演じる父親の光一は、女遊びの耐えないダメな板前。草なぎ自身も舞台挨拶で『新しい自分というか、みんなが初めて見る僕の顔。とても楽しんでいただけると思う』と話していました」(映画誌ライター)
色魔のダメオヤジを演じたという草なぎ。舞台挨拶では、父と息子が向き合う大事な場面で、初めて“前貼り”使用も告白。会場が大爆笑する一幕もあった。さらに2月に行われた完成披露上映会では原作を登壇の前日、沖縄から帰る飛行機の中で読み、「すごく面白くって!」と発言。ツイッターでそれを知った妻役を演じる女優・須藤理彩からは、「いま!?」とひっくり返ったと話している。草なぎの天然ぶりで大いに盛り上がった舞台挨拶だが、上映が終わると「エンドロール感無量」「もう涙腺崩壊だっ」「画面に草なぎ剛だけ表示された瞬間涙が溢れた」といった熱量の高いコメントが躍った。
「この映画のオファーが来たのがジャニーズ事務所を退所後、『新しい地図』を立ち上げたばかりの頃で、ゼロからのスタートで不安もあり、『どんな役でもいい、仕事をしなければいけない』と決めていた時期、最初に声をかけてもらったのがこの仕事のようです。ファンにとっても感慨ひとしおでしょう」(女性誌記者)
演技派の草なぎだけに見終わった観客からは「登場しただけで映画の空気が変わるというか、まじでやべぇヤツのオーラ半端なかった」「なんだあの色気駄々漏れのダメダメ父ちゃん もう釘付けだよ」といった称賛の声が上がっている。
「草なぎがジャニーズ退所後の単独初主演となるはずだったのが、映画『台風家族』。ところが新井浩文被告の逮捕が原因で公開延期が決まり、ファンはヤキモキしていたところ。ファンの涙腺崩壊も致し方ないですね」(前出・女性誌記者)
「台風家族」の延期がきっかけで、映画「まく子」のヒットは間違いなしか!?
(窪田史朗)