フリーアナウンサーの高橋真麻が3月19日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に生出演し、法律に違反した薬物使用の疑いで逮捕されたピエール瀧容疑者と、自宅に派遣されたマッサージ店の女性従業員に乱暴したとして性的暴行で起訴された新井浩文被告について、出演作の自粛について私見を述べた。
高橋アナは「今回、新井被告とピエール瀧容疑者を一緒に並べるのは違うと思っていて、やっぱり被害者がいるのといないのとでは大きく差があると思う。新井被告は被害者がいる以上、そちらが決着するまでは自粛をすべきだと思います」と話した。さらに「ピエール瀧容疑者の場合だと過去の作品をさかのぼったらキリがないので、これから発表するものをどうするか、差し替えは可能なのかという範囲内で変更する。あと子供が見るものは将来、この声やってるおじさん悪い人だったんだ、みたいなショックを受けたりするとよくないので、子供に触れるものだけは自粛するのがいいんじゃないかと思います」とコメントした。
しかし、これに対してネット上では「被害者がいる、いないというより、日本の法律に触れているかどうかが問題」「薬物を使用することは、それを供給する側に協力しているのと同じで、新たな依存症の人間を作る間接的な加害者にはなっているのでは?」などの反論が相次いだ。
「作品の扱いについて云々するならともかく、被害者を軸に置いての議論は成り立たない。他のコメンテーターも、高橋アナと同様の考えを持った方がいますが、被害者のいない犯罪はありません」(芸能ジャーナリスト)
瀧容疑者のギャラが、法律に違反した薬物の資金になっていたことを考えれば、それは、その作品を愛した人たちへの大きな裏切り行為と言わざるを得ない。