関ジャニ∞から錦戸亮が脱退するという衝撃スクープが「週刊文春」3月14日号で報じられ、ファンの動揺はいまだに収まっていない、錦戸といえば、昨年脱退・ジャニーズ事務所を退所した渋谷すばるとのツインボーカリストとして、グループの音楽をけん引。万が一抜けるとなれば、受けるダメージは計り知れない。
そんな錦戸と反して、グループのバラエティ部門の中心にいるのは村上信五。司会者として今の地位を築いた裏には、6歳年下の弟の存在が大きいようだ。村上をよく知る芸能関係者はこう話す。
「2人兄弟の長男である村上は、弟にとにかく甘い。弟が高校生のときに5000円、18歳のときで1万円のお年玉をあげていたといいますから。でも、弟がそれを友だちや親御さんに、『俺、こんなにもらえてんねん』と言い回って問題視されたため、お年玉は二十歳を前に廃止したとか」
弟が小学生のとき、村上はすでに関西のローカル番組に出演していた。そんな状況でありつつも、仕事で東京へ行って何日も家を空ける兄の仕事を、弟は理解できなかった。母も正確に伝えていなかったため、家で兄と弟は他人行儀だったという。
「弟は学校を卒業後、さまざまな職に就いたもののなかなか続きませんでした。そこで、村上が番組制作会社を紹介して、カメラアシスタントになりました。ある日、村上がロケ現場に『よろしくお願いします』と入ると、弟がカメラコードを巻いていたそう。そんな弟は兄に対する愛が強すぎるようで、本番中に村上の発言やリアクションでしか笑わなかったそうです」(前出・芸能関係者)
弟が定職に就き、結婚をして、自立したことで村上家は家族会議を開いた。ひとり住まいの村上、弟ファミリー、両親それぞれに、「仕事がある。じゃあ、こっからはみんなが自立してがんばろう」と、親離れ・子離れを宣言して、すべての仕送りを辞めたのだ。貧しい家庭に育った村上。これにて、彼は長きにわたる資金援助生活から解放された。
とはいえ、両親は今でも誕生日になると、欲しいものと品番をメールで送信してくるという。それぞれが自立したとは言っても、村上家の絆は今も変わらないのだろう。
(北村ともこ)