コーヒーはカフェインが入っているからという理由で、あまり飲まないという人も多いのでは? でも、本当にコーヒーは悪い飲み物なのでしょうか。近年、コーヒーについての研究・実験で、確かめられていることは多くあります。そこで、“健康”という視点から、コーヒーに迫ってみましょう。
東京女子医科大学付属 膠原病リウマチ痛風センター教授の谷口敦夫さん監修「今すぐできる! 尿酸値を下げる40のルール」(学研パブリッシング刊)によると、食後のコーヒーが尿酸値を下げ、痛風を防ぐのだとか。1日にコーヒーを6杯飲んでいる人は、痛風を発症するリスクが半分になるといわれているそうです。現時点でコーヒーのどの成分が効果的なのかは分かっていないようですが、紅茶や緑茶にはその働きがみられないことから、カフェインではない成分のようです。
また、総合内科医である秋津壽男さんの著書「病気にならない新常識72」(法研刊)によると、コーヒーは食後の血糖値上昇を抑制し、糖尿病予防の可能性があると報告されているのだとか。とはいえ、糖尿病になってしまったら、逆に悪化させるという報告もあるので注意が必要ですね。他に、同書ではダイエット効果があることが分かってきたとも書かれています。
飲む量としては、食後や休憩時、ブラックコーヒーを1日3~5杯程度くらいが適量だそうです。食後のブラックコーヒーが、ダイエットや健康に効果があるというのは驚きですよね。これからは、コーヒーのメリットにも注視して、生活の中にスムーズに取り入れたいものです。