元SMAPの稲垣吾郎が司会を務めるバラエティ番組「ゴロウ・デラックス」(TBS系)の最終回が3月28日に放送され、322人目のゲストとしてノンフィクション作家の沢木耕太郎氏が出演。稲垣が改めてSMAPについて語る一幕もあり、話題を呼んでいる。
「沢木氏はまず今回出演した理由について、『単純に言えば気まぐれなんだけど』と前置きした上で『分の悪い戦いをしてる人のところには加勢をしたくなる』とコメント。ネットでは『わかっている人はちゃんとわかってる。私も沢木さんと同じ気持ち』『私今日は、ここが一番好きだったかな』といった声が上がりました」(スポーツ紙記者)
そんな中、番組が進むにつれて聞き手の稲垣がゲストの沢木氏に取材される一幕もあった。
「解散したSMAPについて聞かれた稲垣は、『独特の緊張感があった』『大企業に勤めていたような感じ』と答え、『上にも2人(中居正広、木村拓哉)いて、下にも2人(草なぎ剛、香取慎吾)いたし、自分で中間管理職って言ってたんですけど、ポジションみたいなものの緊張感があった』と告白しています。以前、この番組に坂上忍がゲストで来た時も、そう話していた稲垣。やはり、SMAPの重圧は半端ではなかったようで。この辺りも解散の原因の1つなのかもしれませんね」(前出・スポーツ紙記者)
稲垣は、ジャニーズ事務所退所後にCULENに移籍した元SMAPの草なぎ剛、香取慎吾と共に、2018年に公開された映画「クソ野郎と美しき世界」に主演。さらに再演された舞台「NO.9-不滅の旋律-」では、音楽家ベートーベン役を熱演。今年に入っても映画「半世界」、そして手塚治虫氏の漫画が原作の映画「ばるぼら」にも主演するなど、精力的に活躍している。
「しかし、その一方で、地上波での番組はこれで消滅。番組を最後まで見たファンからは、『いつかまたどこかで。ゴロさんらしい、温かく優しい終わり方でした。ありがとうゴロデラ!!』『ごろうさん目が赤いよ…でも、最後は笑顔で』といった声と共に、『事務所を出た三人はこれで地上波なし。J事務所の予定通りいったわけですね。このなんとも言えない悔しさはどこにぶつければいいのかな』『何回経験しても毎回最終回はつらい』といったコメントも寄せられています。本人はもう一度地上波のドラマに出演したいようですが、現実はなかなか厳しいようです」(夕刊紙記者)
「新しい地図」を頼りに旅に出た稲垣を、再び地上波で観る日は来るのだろうか。
(窪田史朗)