筆者は教育現場で働いているため子どもたちの名前を呼ぶことが多いのですが、最近は漢字だけでは読めないユニークな名前があります。保護者からいただくふりがなが頼みの綱になっています。キラキラネームブームがだいぶ定着してきたような気がしますが、最近ではトレンドに変化が訪れたようです。
ベビーカレンダーが2019年1月生まれの子ども11,111名を対象に、『1月生まれベビーの名づけトレンド』に関する調査を行いました。その結果、1月生まれの女の子に人気の名前ランキングは、3位が「芽依」「結愛」、2位が「凛」、1位が「莉子」でした。「莉子」が首位を獲得したのは2015年以来、約3年ぶりだそうです。「子」で終える名前が再びトレンド入りしているようですね。
また、1月生まれの男の子に人気の名前ランキングは、3位が「大翔」、2位が「湊」、1位が「陽翔」という結果でした。「翔」の字が人気を高めているようですが、激動の社会で大きく羽ばたいたり人が集まってきたり…魅力的な人になって社会で活躍して欲しいという願いが込められているのかもしれませんね。
子どもの名前を考えることは、一生ものだからこそ、迷ってしまいますよね。どんな思いを込めてどんな言葉(漢字)を選ぶかは、人それぞれ。正解のないものですから、ご自身が大切にしたいことを重視して、心を込めて決定したいものです。
「より素敵なものに」という視点で後々困らないようにと配慮するなら、スマホやパソコンの変換でスムーズに出てくるか、書くことが難し過ぎないか、などを確認しておくのをオススメします。子どもが一生書き続ける名前ですから、お互いに気持ちよく呼んだり書いたりできるものを選びたいですね。
(Nao Kiyota)