西島秀俊と内野聖陽がW主演を務めるドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)の初回が4月5日に放送され、平均視聴率3.2%。同枠の前作「フルーツ宅配便」(テレビ東京系)の最終回の平均視聴率が2.1%だっただけに、期待の高さが伺えるスタートを切った。
「このドラマは2LDKのアパートで暮らす、料理上手で倹約家の弁護士・筧史朗(西島)と、その恋人で人当たりのいい美容師・矢吹賢二(内野)のほろ苦くも暖かい日常を描く作品。原作ファンの間では、『シロ(史朗)さん演じる西島は想像できるけど、内野が演じる乙女なケンジ(賢二)役は想像できない』といった声が上がっていました」(テレビ誌記者)
ところが、蓋を開けて見るとビックリ。美容室のお客さんに同性好きであることを喋ってしまったケンジが、シロさんに「俺のスタンスを理解して行動できないならお前、この部屋を出て行け」と怒られると、目に涙をため、子犬のように声を震わせるケンジの姿に、ネットでは「かわいすぎでしょ内野聖陽」「内野聖陽こんな可愛いの反則だろ」「なんかもう内野聖陽に何か勲章あげませんか?」といった称賛のコメントが躍っている。
「内野といえば、主役を演じたNHK大河ドラマ『風林火山』の山本勘助、同じく大河ドラマ『真田丸』の徳川家康、日曜劇場『JIN-仁-』の坂本龍馬、日曜劇場『プラックペアン』(共にTBS系)の佐伯教授など、男臭くアクの強い役ばかり演じてきました。まさか、ケンジ役がここまでハマり役だとは、思ってもみませんでした」(女性誌記者)
しかし、こうした役も嫌いではないハズだと話すのは、夕刊紙デスクだ。
「内野は2013年4月に2夜連続の大型時代劇『女信長』(フジテレビ系)に出演。その際、女優・天海祐希演じる女信長を心から愛する唯一の武将・明智光秀を熱演。信長が女性であることを知り、愛するがゆえに『本能寺の変』が起きてしまうのですが、その中で信長に殴られ、鞭で打たれるシーンが度々登場します。その時『M性の高い人物を演じることがなかなかなかったので喜びを感じた』『ムチを見るといじめられた日々を思い出してゾワゾワする』などと興奮気味に語っていました。実は今回の役も、かなり楽しんで演じているのではないでしょうか」
今回のケンジ役で、すっかり“M気質”を思い出した内野。これからどんな演技を見せてくれるのか、今後の展開から目が離せない!?
(窪田史朗)