昨年11月にKAT-TUNの田口淳之介がグループからの脱退とジャニーズ事務所退所を発表していたが、その卒業日が3月31日に決定。結成当初は6人だった同グループは、4月から3人での活動をスタートさせるはずだった。
ところが、3大ドームツアー開催を発表したわずか3日後の13日には、突如、ツアー最終日である5月1日の東京ドーム公演をもって、グループでの活動を一時休止することを報告。この急展開にファンたちも「えっ、どういうこと?」と動揺を隠せないでいる。
メンバーの中丸雄一は、活動休止について「具体的な期間ははっきり出ていないが、会議では1年か2年かというワードは出ています」と説明している。
ファンにとってはまさに奈落の底に突き落とされたような展開だが、せめて活動休止前のドームツアーぐらいは楽しく迎えたいという気丈なファンも一部にはいるようだ。しかし、どうも士気が高まらないでいるのが実情だという。
「そもそも、この最後のドームツアーにも疑心暗鬼なファンが多い。ドームツアーに対する不穏なムードは活動休止前からもありましたが、活動休止が決まってからは余計にファンがザワついています。その理由はやはり田口の存在。3月22日にデビュー10周年を迎えるKAT-TUNですが、田口も3月いっぱいはグループに在籍するのに現時点では10周年を記念した4人でのイベントの予定も皆無。しかも、直後のドームツアーで活動休止なら、田口の契約を1カ月だけでも延ばして、4人でツアーできたはずでは? という声が日に日に増しています。おそらく、ジャニーズ事務所がそんなことは許さないのでしょうが、先のSMAP問題もあったことでよけいにファンが憤っています」(女性誌記者)
ネット上では「デビューから10年間応援してきましたが、なぜ田口君とファンのお別れの場を作らないのか理解できません」「事務所の器の小ささにびっくり」「どんな気持ちでライブを観ればいいの?」「4人でドームでお別れならまだスッキリするのに‥‥」と、その心痛な雰囲気が伝わってくる。
ジャニーズ事務所の「去りゆくものには容赦なし」の構えが、ここでもファンの気持ちを踏みにじっているようだ。
(本多ヒロシ)