今回の平成から令和への改元は天皇陛下御存命中ということから、まるで新年を迎えるような喜びを感じられるものとなった。各テレビ局も、さまざまな企画を打ち出し、平成最後の日と令和を迎える日をまたいで特別番組を放送した。
NHKは、爆笑問題(太田光・田中裕二)と指原莉乃、同局の報道局記者主幹・大越健介らを総合司会に迎え、8時15分から第1部「平成まるごと大年表」、14時05分から第2部「きょうの料理は見た! 平成・味の三十年史」、23時25分から第3部「ついに“時代越し”!」を放送した。
NHKということもあり、厳粛な内容を期待した視聴者も多かったようで、それを裏切るかのような展開に、放送後、ネット上には不満の声があがっていた。
「第1部冒頭、太田が『博多大吉です。赤江さん見てる?』『芝生に来い』と、写真誌に芝生デートを掲載された大吉と赤江珠緒アナを茶化し始めたのです。通常なら、博多大吉が司会を務める『あさイチ』の放送時間なので、このような発言となったのでしょうが、視聴者はドン引きだったようですね。書き込まれた感想にも『NHKがいちばんふざけていると感じました』『せめてNHKぐらいは芸人を使わずにしっとりと令和を迎える番組にしてほしかった』『NHKにはうんざり』など厳しい意見があがっていました。各局、お祭り的な番組になることは予想されましたが、NHKに求められたのは厳かなものだったようで、内容は正反対だったようです」(テレビ誌ライター)
爆笑問題の才能は誰しもが認めるところだが、今回は適所と言えず失敗だったようだ。